北海道札幌市郊外にある野幌森林公園から、動植物の写真と四季折々の自然情報をお届けし、自然の豊かさや魅力を感じていただければと思っています。
東京ドーム438個分程の広さ(2053ha)を持つこの森の6月は、新緑から深緑にかわり遊歩道周辺のラン科の花なども次々と咲き、雑木林や草原では、夏鳥が飛来し子育てが始まるなど、動植物たちの一年で一番忙しい季節となっています。
雑木林が遊歩道を覆い緑のトンネルとなった涼しい早朝の森は、新鮮な空気に包まれ心身ともにリフレッシュされ元気をもらえます。
今年誕生したエゾフクロウの幼鳥も、親鳥からネズミなどの食べ物をもらいながら、すくすく育ち自由に飛び回れるほどだが、遊歩道から見られるのは1羽だけだ。
天然記念物のクマゲラも、毎年営巣の様子が見られていたが、今年は確認できない。
小鳥たちの姿も年々少なくなっているようで心配。 話では「越冬地の環境の悪化が影響している」ともささやかれています。 今年は例年よりも雪解けの遅れの影響か?植物の生育が少し遅いように感じられます。
写真
① エゾフクロウの幼鳥 ( 2017年6月21日撮影 )
② 草原コースから百年記念塔を望む ( 2017年6月3日撮影 )