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森の探見日記
晩秋の森
晩秋の野幌森林公園の森の探見(散策)は、吐く息も白く防寒着が欠かせない季節となった。落葉を蹴散らしながら進む遊歩道近くの雑木林で、朝日を浴びるエゾフクロウを見つけた。エゾフクロウは夜行性で、人目に触れることは少ないが知名 […] -
森の探見日記
森も秋の装い
続いていた記録的な暑さも緩み、野幌森林公園の森の中も涼しさを取り戻してきた。 雑木林の樹の葉も少しずつ色付き始め、熟し始めた木の実を求め冬眠しない森の動物たちは、食べ物の少なくなる冬に備え木の実などを蓄え始める。オニグル […] -
森の探見日記
子育て真っ最中
新緑から深緑に日一日と色濃くなる野幌の森は、 暖かさが増し動植物の活動が活発になり、野鳥たちの食べ物も豊富になるこの時期は、やってきた夏鳥や留鳥も一斉に縄張りを主張し卵を産み、命がけの子孫を残す大仕事の真っ最中だ。この森 […] -
森の探見日記
若葉の季節
続いていた寒さも緩み、札幌市郊外の野幌森林公園の森は、黄緑色の若葉が一斉に芽吹き小鳥たちの姿を隠し始めた。早朝の爽やかな雑木林は小鳥たちの鳴声に溢れ、コロナ禍で沈んだ気持ちがリフレッシュされるよう。 幸運にも遊歩道脇の桂 […] -
森の探見日記
真冬の森の動物たち
立春も過ぎ寒さが緩む日もあるが、野幌の森はまだまだ真冬の佇まいだ。 雑木林に残るナナカマドやアズキナシなどの樹の実も少なくなり、この森に棲む小鳥たちも厳しい寒さの中、食べ物探しに苦労しているよう。 「雪の妖精」と呼ばれる […] -
森の探見日記
初冬の動物たち
日毎に冷え込む初冬の野幌森林公園の森。食べ物が少なくなるこの時期は、森の動物たちにとって試練の季節だ。 遊歩道を正面から歩いてきたのはキタキツネ。キタキツネは、食べ物探しに夢中で、いきなりジャンプして獲物を(ネズミ?)捉 […] -
森の探見日記
巣立ちの季節
新緑から深緑へと樹々の葉が茂り、野幌森林公園の遊歩道は少し薄暗く、小鳥たちの姿を見つけるのが難しくなってきた。 この時期に楽しみなのはエゾフクロウの巣立ちで、確認できる樹洞から3羽の雛が巣立つのが確認できた。フワフワの羽 […] -
森の探見日記
春への歩み
3月に入り、野幌の森は一気に雪が降り例年並みの積雪量となってしまった。大雪になったり、季節外れの大雨が降るなど寒暖差の激しい天気に森の動物たちも戸惑っているよう。 久しぶりに姿を見せたエゾフクロウは、雪が残る樹洞の入口に […] -
森の探見日記
ヤマゲラの親子
このところ“えぞ梅雨?”のような肌寒く小雨が続く野幌森林公園の森は、緑のトンネルとなった遊歩道は、薄暗く写真を撮るのには厳しい条件となった。 巣立ちを終えた森の小鳥たちも、野生の厳しい生存競争の中で、食べ物を確保し生き抜 […] -
森の探見日記
子育てシーズン
初夏の訪れを告げる“さっぽろ祭り”北海道神宮祭が始まるというのに、このところ冷え込みが続き、我が家では暖房を入れることになった。郊外の峠では雪が降ったという。 野幌森林公園の森では、観察を続けていた樹洞でエゾフクロウの雛 […] -
森の探見日記
「ラブラブ」
小鳥たちの明るい鳴声に溢れる野幌森林公園の雑木林は、子育て真っ盛りだ。毎年エゾフクロウの雛が見られる樹洞からは、今年も2羽の可愛い雛が無事に巣立った。 雛エゾフクロウを見守る親エゾフクロウは、好物のネズミを咥えてやってき […] -
森の探見日記
出逢えたエゾフクロウ
今シーズンの野幌森林公園では、エゾフクロウの目撃情報が少なく心配していたが、先日久しぶりにトドマツの木の枝に佇むエゾフクロウに出逢うことができた。 アライグマの影響なのか、餌となるネズミが少なかったのか、エゾフクロウの数が例年よりも少ないように感じられ、雛フクロウの姿が見られるか心配だ。 -
森の探見日記
巣材を咥えたエゾリス
この所の北海道は、季節外れの雨や一気に積もる大雪などで、野幌の森も荒れ模様の天気に振り回されている。先日の“探見”では、もう子育ての準備なのか寒さ対策なのか?エゾリスが巣材を咥(くわ)え雪の上を駆けていた。 -
森の探見日記
コガモの集団
「冬将軍」の便りが聞かれるようになった野幌森林公園の森は、雑木林の葉がすっかり落ちて明るくなり、見通しが良くなった遊歩道からは、小鳥たちの姿を見つけやすく野鳥観察の最適な季節となった。 -
森の探見日記
野幌森林公園の四季
北海道札幌市郊外にある野幌森林公園から、動植物の写真と四季折々の自然情報をお届けし、自然の豊かさや魅力を感じていただければと思っています。 東京ドーム438個分程の広さ(2053ha)を持つこの森の6月は、新緑から深緑にかわり遊歩道周辺のラン科の花なども次々と咲き、雑木林や草原では、夏鳥が飛来し子育てが始まるなど、動植物たちの一年で一番忙しい季節となっています。