子育ての季節

遊歩道が網の目のようにつくられた野幌森林公園は、開拓期からの伐採や自然災害などで本来の原始林の姿を留めていませんが、その後の植栽や公園指定などで保護され、森林浴・自然観察・歩くスキーなど、四季を通して自然に親しむことができます。
暖かくなったこの時期は、蚊などの虫対策(虫除けスプレー、網を被るなど)をすれば快適に歩く事ができ、多くの人が訪れます。
森の中では、子育て中の小鳥たちに出逢うことも珍しくありません。 先日も遊歩道を歩いていると、ササ藪からオシドリの親が羽をバタつかせ飛び出し、その後を雛鳥がチョコチョコ追いかけていく場面に遭遇。撮影した写真を確認すると可愛いオシドリの雛8羽を数えることができました。
ニセアカシアやハクウンボクの花が見頃となり、散った花が遊歩道を飾る“白い花道”が見られ、この時期だけの贅沢な気分を味わうことができます。
雑木林の中で、時々姿を見せるエゾリスも、フサフサの冬毛から夏毛にかわり、運が良ければ、子連れで走り回る様子も見ることができます。

写真
① オシドリの親子 ( 2017年6月18日撮影 )
2-1

② ハクウンボクの花 ( 2017年6月20日撮影 )
2-2

③ エゾリス ( 2017年6月11日撮影 )
2-3


投稿者プロフィール

久米谷 弘幸

1950年2月17日生まれ
元テレビ局カメラマン
札幌市在住
体力維持とストレス解消を目的に、50歳から始めた野幌森林公園の森を歩く“探見”(探検と発見を組合わせた造語)を定年後も続けています。
一日歩く毎に野幌森林公園の豊かな自然(四季折々の動植物)を、A4の写真用紙に写真12枚程と簡単な想いをつづった“探見日記”を制作しています。
年間200回を超える探見日記は、自然ふれあい交流館などで、毎年2回の展示を行っています。