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森の探見日記
旅する生き物
急に涼しくなった野幌森林公園の森を歩くには、上着が欠かせなくなった。 秋の深まりと共に草原コースには、子育てを終え旅立ちに備えた小鳥たちが集まり始め、トンボや昆虫などを狙って、ウグイスやモズ、ノビタキなどが飛交う。この時 […] -
森の探見日記
ススキの穂も風に揺れる
猛暑が続く本州ですが北海道は、昼間は30度近くになるが、朝夕は涼しく快適に森を歩くことができます。緑の葉が茂る雑木林で、久しぶりに天然記念物の雄のクマゲラに出逢うことができた。この時期のクマゲラは、倒木の昆虫などを狙って […] -
森の探見日記
木の実も熟す
露の無い北海道は、雨も少なく爽やかな過ごしやすい天気が続いています。 野幌の森の中は、エゾニワトコやヤマグワの実が熟すなど、巣立ちしたばかりの小鳥たちのご馳走になっています。久しぶりに出逢えた目の周囲が白いメジロも、ヤマ […] -
森の探見日記
巣立ちの季節
新緑から深緑へと樹々の葉が茂り、野幌森林公園の遊歩道は少し薄暗く、小鳥たちの姿を見つけるのが難しくなってきた。 この時期に楽しみなのはエゾフクロウの巣立ちで、確認できる樹洞から3羽の雛が巣立つのが確認できた。フワフワの羽 […] -
森の探見日記
子育ての季節
「ホーホケキョ…!」青空が広がる草原のタラノキにウグイスがとまり、縄張りを主張するさえずりが響く。早朝の森は、さわやかな小鳥たちの鳴声に包まれ、早起きした者だけの贅沢な時を過ごすことができる。 足元に咲くニリンソウやエン […] -
森の探見日記
森も春の装い
積もっていた雪が融け、野幌の森は一気に春の装いに衣替えが進んだ。 緑のクマイザサが雑木林の林床を埋め、フキノトウやフクジュソウ、エゾエンゴサクが遊歩道を飾る。藪の中から顔を出したのは数頭のエゾシカで、この森を棲み処にして […] -
森の探見日記
春への歩み
3月に入り、野幌の森は一気に雪が降り例年並みの積雪量となってしまった。大雪になったり、季節外れの大雨が降るなど寒暖差の激しい天気に森の動物たちも戸惑っているよう。 久しぶりに姿を見せたエゾフクロウは、雪が残る樹洞の入口に […] -
森の探見日記
樹液の季節
記録的な少雪となっていた厳冬期の野幌森林公園の森も、先日の低気圧の影響で大雪となり、例年並みの積雪となったが、この所の暖気でまた一気に雪解けが進む。 昼と夜の寒暖差が大きくなると雑木林のカエデなどが“樹液”を出し始める。 […] -
森の探見日記
出逢えたクマゲラ
事情があって、中断していた「森の探見日記」を1月から再開する事になりました。 北海道札幌市郊外にある野幌森林公園の、自然情報を月に一度のペースで15日頃を目途に更新していきます。 全国的な暖冬の影響を受け、野幌森林公園の […] -
森の探見日記
ヤマゲラの親子
このところ“えぞ梅雨?”のような肌寒く小雨が続く野幌森林公園の森は、緑のトンネルとなった遊歩道は、薄暗く写真を撮るのには厳しい条件となった。 巣立ちを終えた森の小鳥たちも、野生の厳しい生存競争の中で、食べ物を確保し生き抜 […] -
森の探見日記
子育てシーズン
初夏の訪れを告げる“さっぽろ祭り”北海道神宮祭が始まるというのに、このところ冷え込みが続き、我が家では暖房を入れることになった。郊外の峠では雪が降ったという。 野幌森林公園の森では、観察を続けていた樹洞でエゾフクロウの雛 […] -
森の探見日記
「ラブラブ」
小鳥たちの明るい鳴声に溢れる野幌森林公園の雑木林は、子育て真っ盛りだ。毎年エゾフクロウの雛が見られる樹洞からは、今年も2羽の可愛い雛が無事に巣立った。 雛エゾフクロウを見守る親エゾフクロウは、好物のネズミを咥えてやってき […] -
森の探見日記
カイツブリの交尾
野幌森林公園の溜池では、毎年、春と夏の2回カイツブリの子育てが観察できる。今年最初の浮巣をつくり卵まで見えていたカイツブリ(体長26㎝程)は、大雨が降った後姿が見えなくなり心配していたが、先日姿を見せ新しい浮巣で交尾まで確認することができた。雛誕生が楽しみになる。 -
森の探見日記
クマゲラの採餌
樹々の芽吹きが始まった野幌森林公園の森の遊歩道そばで、幸運にもクマゲラの採餌場面に遭遇した。 頭頂部の鮮やかな赤が目を引く雄のクマゲラは、朽ちた樹の根元を突き食べ物探しに夢中だった。 -
森の探見日記
ウグイスも飛来
「ホーホケキョ…!」野幌森林公園に春の訪れを告げる夏鳥のウグイスが姿を見せ、暖かな陽ざしの下、爽やかなさえずりが森に響く。待ち遠しかった長い冬の終わりを実感する。次々にやってくる夏鳥のノビタキやホオジロ、モズなど草原コースは賑やかになる。