猛暑が続く本州ですが北海道は、昼間は30度近くになるが、朝夕は涼しく快適に森を歩くことができます。緑の葉が茂る雑木林で、久しぶりに天然記念物の雄のクマゲラに出逢うことができた。この時期のクマゲラは、倒木の昆虫などを狙って藪の中に居ることが多く、樹上で姿を見られる幸運に恵まれた。
森にある溜池の堰堤周辺には、ススキの穂が風に揺れ秋の風情が漂い始めた。水草が水面を覆い始めた池では、カイツブリ親子やマガモなどが食べ物を求め水中に潜ったり、水草を食べるなど微笑ましい癒される光景が見られる。
近くの枯枝から飛び立った“森の宝石”と呼ばれるカワセミが、ホバリングしながら水中の小魚を狙って飛び込む姿も見られた。 コバルトブルーの背中が特徴のカワセミは、一時減少していたが最近はやや増加傾向にあるという。この森でも2回目の繁殖が確認されている。温泉地や凍らない川などでは、越冬するものもいる。
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①枯枝を突く雄のクマゲラ

②溜池の堰堤ではススキの穂が風に揺れる

③ホバリングするカワセミ
