子育てシーズン

初夏の訪れを告げる“さっぽろ祭り”北海道神宮祭が始まるというのに、このところ冷え込みが続き、我が家では暖房を入れることになった。郊外の峠では雪が降ったという。
野幌森林公園の森では、観察を続けていた樹洞でエゾフクロウの雛が2羽巣立ちし、愛らしい姿で訪れる人の人気を集めていた。(エゾフクロウは、本州のフクロウに比べ少し白っぽいのが特徴という、野鳥図鑑から)今年は、この森のあちこちでエゾフクロウの雛が無事に巣立ったようで、冬の間の姿が少なかっただけに胸をなでおろしている。

続いていた雨も上がり爽やかな青空が広がる森の池は、すっかり緑が濃くなりホオノキやハクウンボク、ニセアカシアなどの樹も白い花を咲かせ始めた。

雨で少し濁った池ではマガモが泳ぎ、岸辺の茂みではカイツブリが抱卵し、池を泳いで横断する可愛い雛4羽を連れたオシドリの親子も見られた。この時期の森は、小鳥たちや水鳥たちの子育てシーズンで、散策中の思いがけない所で小鳥たちの子連れに遭遇する楽しみもある。

写真
① エゾフクロウの親子 ( 2018年6月7日撮影 )

② 青空が覗く瑞穂の池 ( 2018年6月14日撮影 )

③ オシドリの親子 ( 2018年6月14日撮影 )


投稿者プロフィール

久米谷 弘幸

1950年2月17日生まれ
元テレビ局カメラマン
札幌市在住
体力維持とストレス解消を目的に、50歳から始めた野幌森林公園の森を歩く“探見”(探検と発見を組合わせた造語)を定年後も続けています。
一日歩く毎に野幌森林公園の豊かな自然(四季折々の動植物)を、A4の写真用紙に写真12枚程と簡単な想いをつづった“探見日記”を制作しています。
年間200回を超える探見日記は、自然ふれあい交流館などで、毎年2回の展示を行っています。