出逢えたエゾフクロウ

今シーズンの野幌森林公園では、エゾフクロウの目撃情報が少なく心配していたが、先日久しぶりにトドマツの木の枝に佇むエゾフクロウに出逢うことができた。 アライグマの影響なのか、餌となるネズミが少なかったのか、エゾフクロウの数が例年よりも少ないように感じられ、雛フクロウの姿が見られるか心配だ。

夜明け前からエゾモモンガ観察で森に入るが、最近は夜行性の本来の行動パターンに戻ったのか、薄暗い中巣穴に戻ってしまう。 雪解けが進み場所によっては30~40㎝程の雪が残る遊歩道を足とられながら進むと、ガス掛かっていたためか運よく雑木林に昇る丸い日の出を撮影することができた。

顔を出し始めた地面では、エゾリスの追いかけっこする姿が見られるようになってきた。
まだ冬毛のエゾリスは、活発に行動し樹の幹や小枝を身軽に飛び移り、今日は1ヵ所で4匹が駆け回るのが確認でき、子リス誕生が楽しみになる。

写真
① エゾフクロウ ( 2018年3月23日撮影 )


② 雑木林の日の出 ( 2018年3月26日撮影 )

③ エゾリス ( 2018年3月31日撮影 )


投稿者プロフィール

久米谷 弘幸

1950年2月17日生まれ
元テレビ局カメラマン
札幌市在住
体力維持とストレス解消を目的に、50歳から始めた野幌森林公園の森を歩く“探見”(探検と発見を組合わせた造語)を定年後も続けています。
一日歩く毎に野幌森林公園の豊かな自然(四季折々の動植物)を、A4の写真用紙に写真12枚程と簡単な想いをつづった“探見日記”を制作しています。
年間200回を超える探見日記は、自然ふれあい交流館などで、毎年2回の展示を行っています。