キレンジャクの群れ

「チリチリ…!」野幌森林公園近くの住宅街の街路樹(ナナカマド)に、100羽程のキレンジャクの群れに出逢うことができた。旅鳥のキレンジャク(体長20㎝程)は、冠羽が特徴で尾の先端が黄色い(尾の先端が赤いのはヒレンジャク)。街路樹のナナカマドの実に群がり、車が近づくと一斉に飛び去り撮影に苦労する。

連日の降雪ですっかり新雪に覆われた森は、久しぶりに朝日が射し込み雪面が宝石のようにキラキラ輝き、とても綺麗だ。 粉雪を蹴散らしながら歩く遊歩道の足下から「ギュ、ギュ…!」と雪が鳴く音から冷え込みが分かる。(車の温度計で-12度だった)

雑木林の中で、よく出逢う小鳥の「フィーフィー…!」と鳴くゴジュウカラ(体長14㎝程)を見つける。本州以南の亜種に比べ上面の色が淡く、下面のほとんどが白い。頭を下に向けたまま樹の幹を降りて採餌するのはゴジュウカラだけの特徴だ。厳冬の森で逞しく生きる小鳥たちを見ると、元気をもらえる。

写真

① 街路樹に群れるキレンジャク ( 2018年1月28日撮影 )

キレンジャク

②雑木林の遊歩道 ( 2018年1月29日撮影 )

森の遊歩道

③ゴジュウカラ ( 2018年1月30日撮影 )

ゴジュウカラ


投稿者プロフィール

久米谷 弘幸

1950年2月17日生まれ
元テレビ局カメラマン
札幌市在住
体力維持とストレス解消を目的に、50歳から始めた野幌森林公園の森を歩く“探見”(探検と発見を組合わせた造語)を定年後も続けています。
一日歩く毎に野幌森林公園の豊かな自然(四季折々の動植物)を、A4の写真用紙に写真12枚程と簡単な想いをつづった“探見日記”を制作しています。
年間200回を超える探見日記は、自然ふれあい交流館などで、毎年2回の展示を行っています。