冬鳥飛来

このところの冷え込みで40㎝程の雪が積もったり、10度を超える暖かさや雨で雪が解けるなど、野幌森林公園の森も寒暖の差が激しい日が続いている。葉を落とした雑木林のナナカマドやヤドリギの実には、冬鳥のヒレンジャクの集団が飛来し始めた。冠羽が特徴のレンジャクには、尾の先端が赤いヒレンジャク(大きさ18㎝程)と黄色いキレンジャク(大きさ20㎝程)が混ざっていますが、今年はヒレンジャクが多いよう。50~100羽程の集団で移動し採餌する。赤い木の実を渡したり、争ったりと観察していると面白い。
雪景色となっていた雑木林だったが、暖気で雪が解け出し遊歩道に少し残る踏み固められた雪は、カチカチに凍って滑りやすく、散策に訪れる人を悩ませる。
トドマツの緑の葉の中には、日本の鳥類最小種(大きさ10㎝程)のキクイタダキが姿を見せ、せわしなく食べ物を探して動き回る。頭部の黒い線で囲まれた黄色部が特徴で、キクイタダキは、可愛い小鳥のシマエナガに続く森の仲間内では2番人気となっている。
冬の森の探見は、防寒着はもちろんカメラや望遠レンズのカバーも手放せない。 時にはカイロも必要になってくる。

写真
①ヒレンジャクの争い ( 2017年11月27日撮影 )

DSC_7090

②雪が残る遊歩道 ( 2017年11月30日撮影 )

DSC_8085

③キクイタダキ ( 2017年11月26日撮影 )

コピー - DSC_6627


投稿者プロフィール

久米谷 弘幸

1950年2月17日生まれ
元テレビ局カメラマン
札幌市在住
体力維持とストレス解消を目的に、50歳から始めた野幌森林公園の森を歩く“探見”(探検と発見を組合わせた造語)を定年後も続けています。
一日歩く毎に野幌森林公園の豊かな自然(四季折々の動植物)を、A4の写真用紙に写真12枚程と簡単な想いをつづった“探見日記”を制作しています。
年間200回を超える探見日記は、自然ふれあい交流館などで、毎年2回の展示を行っています。