ウグイスも飛来

「ホーホケキョ…!」野幌森林公園に春の訪れを告げる夏鳥のウグイスが姿を見せ、暖かな陽ざしの下、爽やかなさえずりが森に響く。待ち遠しかった長い冬の終わりを実感する。次々にやってくる夏鳥のノビタキやホオジロ、モズなど草原コースは賑やかになる。

北海道100年を記念して整備された公園内のエゾヤマザクラは、開花が5月上旬でまだ蕾がかたい。例年よりも早いサクラの開花で関東地方がうらやましい。今年は北海道150年の記念の年になるが、公園内のシンボルとなる百年記念塔の老朽化で、補修費もかさばることから解体論もささやかれるのが少し寂しい。

沢の日陰の所々にまだ雪が残る遊歩道だが、湿地にはミズバショウや黄色い花が鮮やかなエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)が咲き始めた。エゾノリュウキンカは春の山菜として田舎暮らしの時には食べたものだが、この公園内ではエゾシカの足跡がたくさんあり、花の食べかすもあり、食害が心配になる。

写真
① ウグイス ( 2018年4月12日撮影 )

② 百年記念塔広場 ( 2018年4月12日撮影 )

③ エゾノリュウキンカ ( 2018年4月13日撮影)


投稿者プロフィール

久米谷 弘幸

1950年2月17日生まれ
元テレビ局カメラマン
札幌市在住
体力維持とストレス解消を目的に、50歳から始めた野幌森林公園の森を歩く“探見”(探検と発見を組合わせた造語)を定年後も続けています。
一日歩く毎に野幌森林公園の豊かな自然(四季折々の動植物)を、A4の写真用紙に写真12枚程と簡単な想いをつづった“探見日記”を制作しています。
年間200回を超える探見日記は、自然ふれあい交流館などで、毎年2回の展示を行っています。