エゾモモンガ人気続く

野幌森林公園では、エゾモモンガ人気が続いている。夜行性の行動で昼間姿を見ることの少ないエゾモモンガだけに、可愛らしい姿を見ようと早朝から大勢の人たちが観察に訪れている。小枝に佇むエゾモモンガは、観察の人には気にすることも無いが、上空を飛ぶ猛禽類には素早く滑空し樹のウロに逃げ込んでしまう。

まだ雪深い森だが、日ごとに夜明けが早くなってきた。朝日が射し込む雑木林は雪面を朱色に染める。清々しい空気と寒さを体感するが、陽が昇るに連れ陽射しが柔らくなり、ダウンコートの前を開けて歩くようになってきた。

キタコブシの冬芽やヤナギの芽が膨らみ始めた森の中で、フカフカの冬毛で暖かそうなエゾリスも、雪まみれになって蓄えていた食べ物を探す姿が可愛い。身軽に雪面を追いかけっこする様子も見られ始め、子育ての時期が近いことを教えてくれる。

写真
① 小枝に佇むエゾモモンガ ( 2018年2月25日撮影 )

② 朝日が射し込む雑木林 ( 2018年2月27日撮影 )

③ エゾリスの追いかけっこ ( 2018年2月24日撮影 )

 


投稿者プロフィール

久米谷 弘幸

1950年2月17日生まれ
元テレビ局カメラマン
札幌市在住
体力維持とストレス解消を目的に、50歳から始めた野幌森林公園の森を歩く“探見”(探検と発見を組合わせた造語)を定年後も続けています。
一日歩く毎に野幌森林公園の豊かな自然(四季折々の動植物)を、A4の写真用紙に写真12枚程と簡単な想いをつづった“探見日記”を制作しています。
年間200回を超える探見日記は、自然ふれあい交流館などで、毎年2回の展示を行っています。