野幌森林公園を歩く“探見”を始めて18年目。生息しているのは知っていたが姿を見ることを諦めかけていたエゾモモンガに、思いがけない所で遭遇し、撮影することができた。
エゾモモンガは、ネズミ目、リス科で「空飛ぶ翼のあるネズミ」ともいわれる。大きさは頭から尾まで約20㎝、体重約100gで飛膜を持ち、樹間を滑空し移動する。体の割に大きな目がチャームポイント。樹の皮、葉、芽、種子、昆虫類も食べるとのこと。夜行性のエゾモモンガだが、この時期昼間も活動するようで、樹の枝から枝に滑空移動や、ケヤマハンノキの実を仲良く並んで食べる可愛らしい姿も見ることができた。森を散策に訪れる人の一番人気となっています。
最近の野幌の森は、エゾフクロウの姿も少なく留鳥ばかりで魅力に欠けていたが、エゾモモンガの出現で一気に人気が出そう。いつまで姿が見られるか気になるところだ。
一部を除き遊歩道は長靴で十分歩くことができる。
エゾモモンガに並ぶ人気のシマエナガの姿も久しぶりに見つける。これからの時期は春
先に出る樹液を目的にエゾリスやシマエナガが低木に姿を見せる。季節の変化を感じる目安になる。繁殖が近いのか森の中の小鳥たちの鳴声も、明るくなってきた。
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① エゾモモンガ ( 2018年2月8日撮影 )